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2010.12.13

パークコート山王二丁目が竣工しました。(その2)

今年の6月、パークコート山王二丁目(内井建築設計事務所在籍時の仕掛かりプロジェクト)が竣工しましたが、この建物でもパンメタルという特殊金属左官を使用しています。
この材料は、長年お付き合いをさせて戴いている左官職人:ぬり貫さんが開発したものです。
エントランスキャノピー部分の壁、天井、玄関自動ドア全てにアルミのパンメタルを塗り回し、エントランス廻りに独特な風合いを醸し出しています。


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建物内部の階数表示板にもパンメタルを使用しています。
ここでは、錫のパンメタルに西洋漆喰とアルキャスト製の数字を組み合わせました。


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現在建設中の別のマンションでは、赤銅、鉄、アルミ、錫などのパンメタルを使った鏝絵(幅4.2m×高さ1.96m)を計画しています。
これは<山並み>をモチーフにした図柄を異なる金属の色合いで表現したものですが、ようやくサンプルが出来上がったところです。


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先日、ぬり貫さんの工房を訪ね、次の計画の打合せを行いました。
今回はタイルとパンメタルを組み合わせた抽象的な図案を現場施工で作る予定です。
未だ小さなサンプルを製作した段階ですが、実際の大きさは幅2.4m高さ1.5mになります。


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工房には、骨材として練り込む様々な材料のストックがあります。
例えば、サンゴ砂やガラス、アルミ片、さらには熊本産の緋扇貝(ひおうがい)と呼ばれるカラフルな貝殻などです。


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サンゴ砂


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特殊ガラス片


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アルミ片


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緋扇貝(ひおうがい)


また、麻布にパンメタルを塗った試作品もあり、今後、照明器具のシェードとして使うことができないか検討を進めています。


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現在は、初代ぬり貫の谷口貫さんの後を継ぎ、谷口信隆さん、祐輔さんが切り盛りをしています。
今後もいろいろなアイディアのキャッチボールを行いながら、現代にマッチした新しい左官の世界を切り開いていければと考えています。

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